お笑いコンビ「鬼越トマホーク」が、12日までに公式YouTubeチャンネル「鬼越トマホーク喧嘩チャンネル」を更新。「芸人にならない方がいい30の理由」と題し、お笑い芸人の非情な現実を語った。

　坂井良多は「芸人と普通の職業の方、生涯の収支は、もし運良くちょっと売れたとしてもほぼ一緒か、ちょっと芸人がマイナス。売れなかった人は“ドマイナス”」と話した。金ちゃんもこれに「稼げるようになったとしても、ずっと続くわけじゃないし、それまでの期間、とんでもないマイナスだから」とうなずいた。

　坂井は「例えば、今大成功されてる（お笑いコンビ「錦鯉」の長谷川）まさのりさんも、ずっと（収入は）ゼロです。50歳で年収1億になったとしましょう。でも、この期間の辛さって、人間じゃないですからね」と訴えた。金ちゃんも「20（年）で割っても500万（円）だからね」と眉をひそめた。

　坂井は、長谷川について「今、年収1億くらいいってるかもしれません。でも、この“時”は買えないわけですよ。もしかしたら普通の人の幸せ、子供が生まれたり、子供の成長を見て…。だって、あの信長が死んだ年に売れたんですよ、まさのりさん」とこれまでの苦労を力説。

　「結局、年収が5000万だろうが1億だろうが一緒なんですよ。贅沢って、月100万か200万稼いでたら幸せだって。この日本って」といい「休みがあったり、人間としての時間がある人の方が幸せだってことに、芸人は稼げるようになって初めて気付くんですよね。でも稼げるようになったときに、もう後戻りできないんですよ。普通の仕事に戻れないから」と語った。

　金ちゃんは「プラスの方で言うと、それに代えられない芸人としての幸せもあるんだけどね。有名になるとか、人を笑わせるとかあるんだけども、リアルなとこで言うと、確かにこれ（生涯年収）はマイナスです」とコメントした。

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