タレントの東国原英夫（６５）と大森うたえもん（６３）が１２日、東京・新宿のシアターサンモールで千秋楽を迎えたたけし軍団の結成４０周年記念舞台「ウスバカゲロウな男たち」にサプライズ出演。最後のカーテンコールで約２０年ぶりに１９８３年の軍団結成当初の１０人が勢ぞろいした。

軍団はビートたけし（７６）の弟子で構成。東国原と大森は元軍団で東国原はたけしの１番弟子。大森とはお笑いコンビ、ツーツーレロレロとしても活動した。今回はつまみ枝豆（６４）、ダンカン（６４）ら軍団の１軍メンバー７人が主要キャストを演じたが、８日の開幕前に体調不良で降板した１軍の井手らっきょ（６３）も回復してサプライズで合流した。

今作は自己主張が強い会社役員８人が社長の座をめぐりドタバタ劇を繰り広げるオリジナルの人情喜劇で、軍団としては本格的な舞台に初挑戦。劇中では次期社長を決める選挙の場面があり、東国原は昨年１２月の宮崎県知事選で落選した経験から、「芝居を見させてもらって、選挙ってそんな甘くない！」と自虐ネタで笑わせた。大森は過去に東国原が知事を務めた宮崎を拠点にタレントとして活躍中。舞台上ではほかの９人が再開する姿を笑顔で見守った。

今回の全員集合は軍団の所属事務所、ＴＡＰ社長である枝豆のオファーで実現。枝豆が「兼ねてから絶対そろえて…やりたかったんですよ」と感極まって涙すると、ガダルカナル・タカ（６６）ももらい泣きで「泣いてんじゃねぇよ！」と愛のツッコミ。ダンカンは「６４歳になりました。ということは、人生の３分の２がたけし軍団なんです。たけし軍団で、良かった」と涙で感謝していた。

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